あまり使わない水道も定期的に使用しないとダメ

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お宅で設置されている水道の中には、一年を通してあまり使わないという水道も一つや二つ存在しているのではないでしょうか。これらの水道は、使用する必要性はそれほど少ないものの、何かのタイミングでは使う可能性のあるものです。そのため、いつでも水道が異常なく使用できるようにしておくことが大切であると言えるでしょう。そのためには、あまり使わない水道も定期的に使用しないとダメですよ。

なぜ定期的に使用しなければダメなのかというと、水道は使用しなければしないほどに劣化が始まってしまうからです。最近の水道管ではそれほど見られなくなりましたが、旧来の水道管のタイプである金属製の配管の場合、使われない水道の水がどんどんと配管を錆びさせていくことが知られています。そのため、配管そのものがサビによって詰まってしまったり、サビによる腐食で配管から水漏れをしてしまったりします。このような現象が起こってしまうと、水道を普通に使用するのが難しいだけではなく、全く使用していなくても水漏れで大きな損害を受けてしまうことが考えられるでしょう。

また、この配管のトラブルと直結するのですが冬場などの寒い時期に水の流れが止まってしまった配管は、その配管内で凍りついてしまうことが多々あります。そうすると配管が凍結してそこから腐食が始まることがあります。この腐食は金属製の配管以外でも起こる可能性がありますので、寒い地域にお住いの方であればなおさら使わない水道でも定期的な使用を行っておくことが大切であることが理解できるでしょう。

これらの理由からも、あまり使用していない水道であっても、できるだけ定期的にその配管の水を流してやることが大切になります。よく庭の水道などを放置する人は多いですが、このような気にかけない水道ほどできるだけ気にかけるようにしてやって、トラブルがなく安全性の高い配管の維持を心がけるようにしてくださいね。